リフォームでの防音室設置!その目的はピアノ演奏?

防音室と簡単に言いますが、趣味のオーディオ鑑賞や映画鑑賞から、近所迷惑にならないためにピアノの音を防音したい。さらに、スタジオ録音をするためやホームシアターとして映画や音楽を楽しむための防音室など、用途はいろいろあり、その用途に合った部屋を設計すべきなのです。

ですから、あなたが防音室をつくる時は、防音の基本を知ったうえで用途に合わせてリフォームすることをおススメします。

リフォームなどで防音室を作るときの、基本的なポイントをまず紹介します。

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1【遮音】

遮音とは、音や振動を外に漏らさない事です。

防音室を作るためには、音は空気によって伝わる「空気伝搬」と、床や壁、天井から伝わる「個体伝搬」があり、これを防ぐことが大切なのです。

そのためには、密度が高く遮音性のある素材を壁や床、天井に使うリフォームの方法があります。

2【吸音】

吸音とは、音を吸いこんだうえで調節する事です。

遮音だけでは、室内にこもった音が響き続けてしまいますので、音を吸い込む必要があります。

しかし、その部屋の目的に合った音の響きを調整するために音響調整パネルなどを利用するリフォーム計画にしましょう。

3【室内環境】

防音室は、音を遮るために、空気がよどみやすくなり、臭いなども気になりやすくなります。

防音室は、リフォームの中でも特別に配慮すべき素材や設備もあるようですので、目的に合った室内環境になるような演出が必要になってきます。


ここまで、リフォームなどで防音室を作るときの、基本的な大切なポイントを紹介しましたが、防音室の設置を考えられる方が多い「ピアノ演奏をいつでもしたい方」や「静かな環境の中でホームシアターとして防音室を活用したい方」への防音室リフォームのポイントを紹介しましょう。

まず、「ピアノ演奏をいつでもしたい方」は、ご自身でピアノ演奏をされる方以外にお子さんのピアノのレッスンなどで活用される方が多いようです。

特に、ピアノ教室としての防音室を希望される方には、ピアノを置く床や壁、天井からの音の漏れ以外に、300キロを超えるピアノを置くための耐久性の高い床をつくることもリフォームする場合は必要です。

特に木造住宅の場合は、建築材料間の隙間から音が漏れないようにして遮音効果を高めるのもポイントです。

次に、「静かな環境の中でホームシアターとして防音室を活用したい方」には、高価な質のよいオーディオや映像機器を使って映画や音楽を楽しまれる方が多くいらっしゃるようですので、遮音だけを優先せずに、音の響きを楽しむことができるための空間づくりをするための素材選びが重要ななポイントになります。

 

このように、防音室をつくるためには、その部屋の目的に適したリフォームポイントがあります。
失敗しないためにも、専門家によく相談しながら、目的に合わせた防音室をつくるリフォーム計画を作ることが重要になります。